利用者だけでなく自分のストレスケアも

介護士はただ利用者の日常介助や介護をすれば良いだけではなく、利用者の心のケアやストレスケアもする必要があります。ストレスケアをしてあげないと、利用者が不穏な状態になってしまい、仕事も円滑にこなせなくなってしまうことが出てくるため一人ひとりの利用者の気持ちも理解した介護をすることが大切です。

例えば、複数の利用者が一緒に生活をする施設では、利用者同士が喧嘩したり、性格の不一致からストレスを抱えてしまうケースがあります。苦手な人と一緒に食事をするのも、人によっては物凄いストレスになってしまいますので、介護士は配膳の時に座ってもらう利用者の席にまで気を使わなければいけません。
また、ストレスが原因で便秘になってしまうケースや、病気の症状が悪化してしまうケースもあります。利用者のストレスケアをすることは、利用者の病気予防にも繋がりますので、日頃から注意して介護をすることがポイントです。

そして、ストレスに関してもう一つ重要なのは、介護士自身もストレスを溜めて仕事をしないことです。施設で生活をする利用者の人間関係は、基本的に同じ施設で生活をする利用者とスタッフ間となりますので、スタッフのイライラは意外に伝わりやすかったりします。
介護士の仕事はストレスが溜まりやすいと言われていますが、仕事ではそのストレスを出さないようにすることが大切です。もし、仕事をする前にストレスが溜まっていたら、一度深呼吸をして気持ちをリラックスさせてから利用者と接すると良いでしょう。
ちなみに介護士の仕事はストレスが溜まりやすいと言われていることについて、詳細はこちら→頑張りすぎに要注意!介護士のメンタルケア